ロケーション/カオラック
天候/曇り→晴れ
水温/28-29℃
風/強→弱
流れ/程良く
透明度/10-30m
いよいよ始まったカオラックのシーズン!
今回はMV LAPATでショート・クルーズに行って来ました。
ショート・クルーズとは、寝泊りできるクルーズ船がダイブサイトに停泊したまま、毎日スピードボートが港と母船を往復し、お好きな日程で乗船・下船できるという融通の利くプログラムです。
現在のコロナ禍では、日本からの長期バケーションのゲストが来るのはまだ難しく、ゲストのほとんどはタイ在住のダイバーさんです。
普段はバンコク周辺でお仕事をしている方達が、週末やタイの連休を使って潜りに来られるのですが、4泊や5泊のロング・クルーズの日程ではお休みが足りないパターンがほとんどです。
そこで重宝されるのが、このショート・クルーズなのです。
今回の連休中にもたくさんのタイ在住の日本人ダイバーさん達がそれぞれのご都合に合わせてダイビングを楽しまれました。
DAY 1
まず初日はカオラックの港で2名のゲストと合流して、私と一緒にスピードボートでスリン諸島へ向かいました。
北東からの波風が強く、道中は船が揺れましたが、スリン諸島へ到着すれば、母船は島影に隠れているので、穏やかな水面で船を乗り移ることができました。
この日はアドバンスド・オープンウォーター・コースの講習でした。
ドリフトダイブ、ナビゲーション、ナイトダイブの3ダイブをお友達二人だけの少人数チームで楽しく学んでもらいました。
ドリフト

ナビゲーション

アンダマン海に沈む美しい夕日を見ながら、本日最後のナイトダイビングへ。

スリン諸島の島影に隠れて穏やかに潜りました。
最初は初めてのナイトダイブで緊張していた生徒さんも、すっかり夜の海を楽しんで頂けたようです。
無事に初日が終了。
島影の穏やかな海域に船を浮かべ、美味しい晩御飯を食べ、ビールを飲みながら星空を眺めたり・・・
クルーズ船で過ごす夜も良いものです。
おやすみなさい・・・
DAY 2
二日目も北東からの波風が強いため、朝一のダイブはスリン諸島の島影で潜りました。
スリン諸島の朝日

引き続きアドバンス講習で、ディープダイブでまずは深度下での色の変化の実験や窒素酔い体験、圧力変化の実験などをして、後半はファンダイブも楽しみました。
スカシテンジクダイが大発生していて、朝日が差し込む中キラキラ輝いて綺麗でしたよ。

1本目と2本目の間に、本日より新たに合流する4名様がご到着。
波の中の移動、お疲れ様でした・・・
この日はエリアの一番人気のリチェリューロックで潜る予定の日です。
波はあるのですが、皆んな潜りたいので、安全の範囲で1ダイブだけリチェリューロックで潜りました。
ここではアドバンス講習チームとファンダイビングチームに別れて潜りました。
水面は荒れていましたが、潜降すると水中は穏やかで、程よい流れのなかリチェリューロック ならではの魚影の濃さや、ソフトコーラルの華やかさを堪能できました。
アオヒトデやユカタハタがいい仕事してますね〜

キツネフエフキやカスミアジの大群も健在!


講習チームはアンダーウォーターナチュラリストで、このダイビングでアドバンス認定に必要な5本のダイビングが完了です。
アドバンスダイバー誕生おめでとうございます!
ゲスト全員大喜びで大満足の1本でした。
さすがのリチェリューロックです!
リチェリューロックは大海原にポツンと存在する隠れ根ですので、波を避けられる大きな島影はありません。
1本だけでも潜れたので、安全第一で再びスリン諸島の島影に戻りました。
その道中、キャプテンが水面を泳いでいたジンベエザメを発見してくれました!

4mくらいのジンベエザメで船のすぐ近くで泳いでくれ、全員もれなくバッチリ見ることができました!
水面が荒れているのでスノーケルは止めておきましたが。
スリン諸島はハードコーラルが元気です!


スリン諸島でこの日の3本目を潜ると、アドバンス講習をやっていたお二人は1泊2日で6ダイブの日程を終了。
スピードボートに乗ってカオラックへ戻り、高級リゾートで数日のんびり過ごされるとのこと。
効率良く好きな日程で参加できるショート・クルーズならではの楽しみに方ですよね。
船に残ったチームはまだ明るいうちにもう一本潜りました。
ガラスハゼのチビとか、

シシマイギンポとか、

トラフケボリとか、

マクロネタで楽しんで最後のダイビングを終え、シャワーを浴びて着替えたらアンダマン海に沈む夕焼けを見ながらビールで乾杯!

幸せな時間です・・・
DAY 3
3日目、朝起きたら目の前にコ・タチャイが見えます。
相変わらず北東からの波風がありますが、スリン諸島から南下する波に乗りながらの移動なので船はあまり揺れません。
連休ということで、他にもたくさんのクルーズ船が集まっていたのですが、運良く我々の船がタチャイ・ピナクルのブイを取ることが出来ました。
おかげで波の中でもエントリー&エキジットが楽チンでした。
水中はと言いますと、抜群の透明度で青くどこまでも見渡せるコンディションでした。
エリアNo1の大物ポイントということで、期待を裏切らない素晴らしいダイビングとなりました。
青い海!


気持ち良さそう・・・

カスミアジのハンティング


3Dウミウチワも健在です!

ピックハンドルバラクーダの群れに遭遇

朝一の大満足の1ダイブを終え、さらに南下して行きます。
次に目指すのはコ・ボンです。
この日は徐々に波風が収まって来て、お天気も快晴でとても気持ちの良いダイビング日和となりました。

この日は2名のファンダイバーが合流。
計6名となるので2チームに別れて潜ります。
ご覧の通り、めちゃくちゃ透明度が良い海で気持ちよく潜ることが出来ました。






そして、この日はリピーターゲストのSさんの888本記念ダイブでした。
一緒に潜ったメンバーで、『888本』の一文字を作りました〜♪

完璧なチームワーク、絶妙な位置バランスで見事に『888本』の文字が出来ました!
おめでとうございました〜!!
今日の3本目が終わると、昨日からの1泊2日でのご参加のゲストは下船となります。
スピードボートで1時間で港に着いて、カオラックのリゾートに宿泊し、翌日はゴルフに行かれるゲストも。
それぞれの過ごし方で連休を目一杯楽しんでおられますね。
残る3名のゲストともう一泊です。
コ・ボンからシミラン諸島を目指してサンセット・クルージングです。

この日の夜はシミラン諸島の大きな島の影のおだやかな場所に停泊し、皆さんぐっすり休まれました。
DAY 4
4日目の朝、すっかり波も落ち着きました。
シミラン諸島に登る朝日を眺めながら穏やかな1日のスタートです。

この日潜ったのはタートルロック、ノースポイント、スリーツリーズという人気のポイントです。
これぞシミラン!という美しい風景が広がります。



マクロではクジャクベラの外人種であるマッコスカーズフラッシャーラスを狙いました。
サーモクラインが入ったりと決して良いコンディションではなかったのですが、ゲストがヒレ全開を仕留めて下さいました〜


ダイビングとダイビングの合間には、シミラン諸島の8番の島のビーチに上陸しました。
コロナ禍でツーリストが減っているので、人の少ないビーチやビュウポイントを堪能できます。


やったー、誰もいないビーチから見上げるバランシング・ロックを撮るチャンス!
と、思って張り切って写真を撮ったら・・・おじさんが写り込んでいました・・・

どこにいるか分かるかな?
ヒント:岩風呂
この日の3本目を潜ると、今回のダイビングは終了。
皆んなで一緒にスピードボートでカオラックへ戻ります。
すっかり波も収まり、1時間ちょっとで港に到着しました。
4日間という短い期間でしたが、8名のゲストの皆さんがそれぞれのご都合でお好きな日程でご参加され、楽しい連休を過ごされました。
これもショート・クルーズならではの強みで、タイ在住のダイバーさんが短いお休みでもしっかり楽しめるのでオススメですよ。
そして同じ時期に、スタッフのYURIKAは他のゲストさん達と他のロング・クルーズ船へ出ています。
長いお休みが取れる方には、4泊や6泊かけてエリアのポイントを回っていくプログラムもあります。
またYURIKAが戻って来てからの報告を楽しみに待ちましょう!
報告/TAKESHI
写真/お客様(c)nabezizoさんよりたくさん頂きました
タイ・タオ島&カオラックでダイビングするならビッグブルーへ!
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- 2021/12/06(月) 22:24:53|
- シミランクルーズ
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